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Trusting God
神を信頼すること

May 5th, 2019

Minoh International Church
Pastor Joseph Ricohermoso
Text: Mark 4:35~41
   マルコの福音書 4:35-41

Introduction

35 On the same day, when evening had come, He said to them, “Let us cross over to the other side.” 36 Now when they had left the multitude, they took Him along in the boat as He was. And other little boats were also with Him. 37 And a great windstorm arose, and the waves beat into the boat, so that it was already filling. 38 But He was in the stern, asleep on a pillow. And they awoke Him and said to Him, “Teacher, do You not care that we are perishing?” 39 Then He arose and rebuked the wind, and said to the sea, “Peace, be still!” And the wind ceased and there was a great calm. 40 But He said to them, “Why are you so fearful? How is it that you have no faith?” 41 And they feared exceedingly, and said to one another, “Who can this be, that even the wind and the sea obey Him!”
Mark 4:35~41 New King James Version (NKJV)

35 夕闇の迫るころ、イエスは弟子たちに、「さあ、湖の向こう岸に渡ろう」と言われました。 36 弟子たちは群衆をあとに残し、イエスの乗られた小舟をこぎ出しました。あとからついて来る舟も、何そうかありました。 37 ところが、まもなく恐ろしい嵐が襲って来たのです。小舟は大波にほんろうされ、舟は水浸しです。 38 イエスを見ると、船尾のほうで眠っておられます。弟子たちは気が気ではありません。すっかり動転して、イエスを呼び起こしました。「先生! 舟が沈みかけているのに、よく平気でいられますね!」39 イエスはゆっくり起き上がると、風をしかり、湖に「静まれ」と言われました。するとどうでしょう。たちまち風はやみ、湖は何事もなかったかのような大なぎになりました。40イエスは弟子たちに言われました。「どうしてそんなにこわがるのですか。まだわたしが信じられないのですか。」41弟子たちは、ただもう恐怖に打ちのめされて、「ああ、なんというお方だ。風や湖までが従うとは」と、ささやき合いました。
マルコの福音書 4:35-41 Japanese Contemporary Bible (JCB)
リビングバイブル

The disciples listened to the teaching of our Lord Jesus, and His Word should have increased their faith (Rom. 10:17). Sadly, they failed the test!
弟子たちはイエス様の教えを聞いていたので、その教えによって彼らは信仰を深めていたはずなのですが、残念ながら、彼らは信仰のテストに落ちてしまいました。

It is not unusual for terrible storms to come suddenly on the Sea of Galilee, but the disciples’ reaction to the situation shows us a picture of when people don’t trust God. But, what does trusting God mean? What does it look like?
ガリラヤ湖に恐ろしい嵐が襲ってくることはまれなことではありませんが、嵐に対する弟子たちの反応は、人々が神様を信用していない実態を私たちに映し出しています。しかし、神様を信用するはどういうことですか。それは、どんな形のものでしょうか。

  1. It means knowing and believing God for who He really is – verse 38
    それは、本当の神様を知り、信じることです。38章を見てみましょう。

38 But He was in the stern, asleep on a pillow. And they awoke Him and said to Him, “Teacher, do You not care that we are perishing?”
Mark 4:38 NKJV

38 イエスを見ると、船尾のほうで眠っておられます。弟子たちは気が気ではありません。すっかり動転して、イエスを呼び起こしました。「先生! 舟が沈みかけているのに、よく平気でいられますね!」
マルコの福音書 4:38 JCB

People have different concepts or understanding of God. The Philippines is said to be the only Christian nation in Asia. However, our brand of Christianity is more cultural and traditional rather than biblical. I grew up practicing a religion that venerates images of Jesus and other holy men and women. For example, we have images of Jesus as a child, which is called Santo Nino, or when He was crucified. Basically, both are adorable, but seem powerless and unable to help.
人々は神様を理解するにあたって、様々な概念を持っています。フィリピンはアジアで唯一のキリスト教国と言われています。しかし、フィリピンのキリスト教は聖書に基づいたものというよりかは、文化的で伝統的なものです。私が子どもの時に慣習としていたキリスト教は、イエス様やその他の聖人たちのイメージを崇拝するものでした。サンタニーニョという子供の時のイエス様のイメージや、十字架に磔にされたときのイエス様のイメージなどです。基本的に、どちらも素晴らしいイメージではあるのですが、無力で助けにならないように思えます。

Perhaps from the culture you belong to, you also have your own image, depiction, or expectation of what God is like. [e.g., Keep them at peace & not provoke to anger; kind, old man like Santa Claus, etc.]
恐らく、あなたの文化にもそのよう神様のイメージ、描写や思い込みがあると思います。

  1. The disciples already had been with Jesus for quite some time. However, they are yet to understand His ways and know His power. They’d seen some of the miracles He performed like casting evil spirits out of people or healing the sick (leprosy, paralysis, etc.). But, when they were faced with a life-threatening situation, they forgot all of those. Worse, they questioned His care for them. “Teacher, do You not care that we are perishing?”
    弟子たちはすでにイエス様と長い時間を過ごしていました。しかし、イエス様の力を知らず、イエス様の生き方を理解していませんでした。彼らは、イエス様が人々から悪霊を追い出したり、ハンセン病や麻痺の状態にある人々を癒したりといった、様々な奇跡を近くで見ていました。しかし、命が奪われるような危機に直面した時に、彼らはイエス様がしたことを全て忘れてしまったのです。しかも、彼らはイエス様による気遣いを疑っていたのです。「先生、私たちが死の危機に瀕しているときによく平気でいられますね!」
  2. That’s a loaded question! It expresses their lack of faith in Jesus. It also shows their misunderstanding of His behavior. They probably saw Him as indifferent or uncaring.
    それは悪意のある質問でした。それはイエス様に対する信頼の欠如を表しています。また、イエス様の行為に対する間違った解釈をも示しています。恐らく、彼らにはイエス様が無関心で思いやりのない方に映ったのでしょう。
  3. But, trusting God means knowing God for who He is as He has revealed Himself to us in the Scriptures and in the person of Jesus Christ. Contrary to what the disciples thought of Jesus, He is indeed caring and loving
    しかし、神様を信頼することは神様を知ることに始まります。それは、聖書を通して、またイエスキリストという人間の形相に自分自身を現した神様を知ることを意味するのです。弟子たちが思っていたことと正反対に、イエス様は愛情に溢れて、思いやりのある方なのです。

29 Are not two sparrows sold for a copper coin? And not one of them falls to the ground apart from your Father’s will. 30 But the very hairs of your head are all numbered. 31 Do not fear therefore; you are of more value than many sparrows.
Matthew 10:29-31 NKJV

29 たった一羽の雀でさえ、あなたがたの天の父の許しなしに地に落ちることはありません。 30 あなたがたの髪の毛さえ一本残らず数えられています。 31 ですから、心配しなくてもいいのです。あなたがたは神にとって、雀より、ずっと大切なものではありませんか。
マタイの福音書 10:29-31 JCB

6 Therefore humble yourselves under the mighty hand of God, that He may exalt you in due time, 7 casting all your care upon Him, for He cares for you.
1 Peter 5:6~7 NKJV

6 あなたがたは、神の力強い御手の下で自分を低くしていなさい。ちょうどよい時に、神はあなたがたを高く引き上げてくださるでしょう。 7 思いわずらいを、すべて神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。
ペテロの手紙Ⅰ 5:6-7 JCB

  1. Whatever our situation is, God’s care remains. Our circumstances in life change, but He never changes. He will always love and care for us.
    私たちがどんな状況にいても、神様の愛は消えません。人生の状況が変わっても、神様は決して変わらないのです。神様はいつも私たちを愛し、私たちを気にかけてくれます。

13 If we are faithless, He remains faithful; He cannot deny Himself.
2 Timothy 2:13 NKJV

13 しかしたとえ、信仰をなくしたかと思えるほど私たちが弱くなっても、キリストは真実を貫き、私たちを助けてくださいます。私たちは主の一部分になっているので、切り捨てられることはないのです。そして、主はいつも約束を果たしてくださいます。
テモテへの手紙Ⅱ 2:13 JCB

  1. It means letting God take control of every situation – v.39
    それは、神様にあらゆる状況の支配を委ねることを意味します

39 Then He arose and rebuked the wind, and said to the sea, “Peace, be still!” And the wind ceased and there was a great calm. 
Mark 4:39 NKJV

39 イエスはゆっくり起き上がると、風をしかり、湖に「静まれ」と言われました。するとどうでしょう。たちまち風はやみ、湖は何事もなかったかのような大なぎになりました。
マルコの福音書 4:39 JCB

  1. It’s so easy for us to fear or to panic. That is true not only in dangerous situations but also when we feel that we have no control over our situation.
    私たちは容易く、恐怖やパニックに陥ります。私たちが危険な状況にいるときだけでなく、自分の状況をコントロールできないときにもそうなります。
  2. But, the good news is: God is really the ONLY One in control! See what Jesus did to the howling wind and the boisterous sea.
    しかし、良い知らせがあります:神様だけが、本当に全てをコントロールできる方なのです!今日の聖書の節でも触れたように、イエス様が嵐と海をコントロールしてくれました。
  3. Actually, when we say, “I’m in control” it simply signifies a delegated and limited authority. In reality, God in His sovereignty, is the One who gives us the ability to exercise limited control. The Bible says, for example:
    実際に、私たちが「全てのことは自分たちが支配しています」と言うとき、それは神様に委任され、限定された権威しか表していないのです。実際には、神様が自分の主権のうちに、私たちにその限られた権威を行使する能力を与えているのです。聖書にはこう書かれています。

But indeed for this purpose I [God] have raised you up, that I may show My power in you, and that My name may be declared in all the earth.
Exodus 9:16 NKJV

16 そうしなかったのは、わたしの力を、あなたと全世界にはっきり示したかったからだ。
出エジプト記 9:16 JCB

And Balaam said to Balak, “Look, I have come to you! Now, have I any power at all to say anything? The word that God puts in my mouth, that I must speak.”
Numbers 22:38 NKJV

38 「王様、おおせに従い、参るには参りましたが、残念ながら、神が命じられることしか申し上げられません」
民数記 22:38 JCB

Yours, O Lord, is the greatness, the power and the glory, the victory and the majesty; For all that is in heaven and in earth is Yours; Yours is the kingdom, O Lord, and You are exalted as head over all. 12 Both riches and honor come from You, and You reign over all. In Your hand is power and might; In Your hand it is to make great and to give strength to all.
1 Chronicles 29:10-12 NKJV

10 王は、そこに集まった全員の前で、はばかることなく主をたたえました。「先祖イスラエル(ヤコブ)の神、主よ。永遠に御名がほめたたえられるように!  11 偉大な力と栄光と勝利と威厳とはあなたのものです。天と地にあるすべてはあなたのものです。この国もあなたのものです。私たちは、万物を支配しておられるあなたをあがめます。 12 人に富と誉れをお与えになるのはあなただけです。あなたは全人類の支配者、その御手には驚くべき力があります。思いのままに人を強くし、力をお与えになります。
歴代誌Ⅰ 29:10-12 JCB

10 Then Pilate said to Him, “Are You not speaking to me? Do You not know that I have power to crucify You, and power to release You?” 11 Jesus answered, “You could have no power at all against Me unless it had been given you from above….”
John 19:10-12a NKJV

10 ピラトはさらに問い詰めます。「何も言わないのか。わからんやつだな。私の命令ひとつで、おまえを釈放することも、十字架につけることもできるのだぞ。」 11 イエスは言われました。「神から与えられた権威でなければ、あなたは何も手出しはできません。わたしをあなたに引き渡した者の罪は、もっと大きいのです。」 12 何とかしてイエスを釈放しようと手を尽くすピラトに、ユダヤ人の指導者たちは激しく抵抗しました。「こいつを釈放なさるおつもりですか。そんなことをしたら、あなた様はカイザル(ローマ皇帝)の味方ではありません。だれであろうと、自分を王とする者は謀反人です。」
ヨハネの福音書 19:10-12 JCB

The best thing that we can do in any and every situation is to:
私たちがどんな状況にあってもできることは最善のことは:

  • Humble ourselves and acknowledge that God is the true God and Lord of all who reigns supreme over all;
    謙虚になり、神様が真の神様であること、そして全てを超越して最高峰に君臨する神様である事実を認めることです。
  • Submit to His will and plan in every situation;
    どんな状況でも、神様のご意志とご計画に身をまかせることです。
  • Do everything we can and the best we can with the power, resources, time, skills and wisdom that He provides; and,
    神様が与えてくれた力、能力、時間、スキル、知恵を余すことなく、私たちができる最善のことを全てやることです。
  • Rest in His promises and be at peace. For when we release control of any and every situation to God, we can be sure that He will do everything according to His plan and purpose. And, His purpose for us is good. It’s the best!
    神様の約束の中に身を置き、安らかな気持ちになることです。なぜなら、どんな状況にあっても神様に全てを任せれば、神様のご計画通りに物事が進むことを確信できるからです。そして、私たちのための神様の目的は良いものです。それは最善なのです。

And we know that all things work together for good to those who love God, to those who are the called according to His purpose.
Romans 8:28 NKJV

28 私たちは、神を愛し神のご計画のうちを歩んでいる人のためには、その身に起こることはすべて、神が益としてくださることを知っているのです。
ローマ人への手紙 8:28 JCB

Conclusion

40 But He [Jesus] said to them [disciples], “Why are you so fearful? How is it that you have no faith?” 41 And they feared exceedingly, and said to one another, “Who can this be, that even the wind and the sea obey Him!”
Mark 4:40~41 NKJV

40 イエスは弟子たちに言われました。「どうしてそんなにこわがるのですか。まだわたしが信じられないのですか。」41 弟子たちは、ただもう恐怖に打ちのめされて、「ああ、なんというお方だ。風や湖までが従うとは」と、ささやき合いました。
マルコの福音書 4:40-41 JCB

When we learn to put our trust in God, there is no place for paralyzing fear. In verse 40, Jesus noted their fear. It was the fear of danger or even death. However, in verse 41, they also “feared exceedingly.” It’s the fear of being in the presence of a holy and powerful God, who is able to save them. It means reverent fear. A healthy kind of fear that leads us to worship and acknowledge Him.
神様に全ての信頼を託すようになるならば、身がすくむような恐れはなくなります。第40節でイエス様は弟子たちの恐れを述べています。それは危険または死への恐れだったのです。しかし、第41節では、「ただもう恐怖に打ちのめされて」とあります。それは聖なる、力のある神様を目の前にする恐怖で、弟子たちを救われる神様への恐怖です。それは神様への畏敬に満ちた恐怖です。それは良い意味での恐怖で、私たちが神様を賛美し、神様を認めるように導くものです。

Do you fear? What is your fear? Put your trust in God and let Him take over the affairs of your life. Yes, let Him rule over your life and see how powerful, good and kind He is.
あなたは恐れていますか。あなたの恐怖はなんですか。神様を信頼して、神様に自分の人生を任せてください。そうです、神様にあなたの人生を支配させて、神様がどんなに力強いか、良いか、優しかを確かめてみてください。

“With Christ in the vessel, you can smile at the storm”—if your faith is in Him and Him alone.
「イエス様が船にいたら、あなたは嵐にあっても笑うことができます。」もしあなたの信仰がイエス様、イエス様のみにあるならば。